
アトリエ・フォンティーヌ
【解説】処女航海を立ち上げて初の公演。3つの作品で構成され、それらはすべて感情的であり、愛の脂で艶めいていた。凶器のつま先で氷を溶かすバレリーナ。吊られた氷からは水滴がしたたり落ち、身体も感情もずぶ濡れになって踊る「マイナス13等星」。残りのタマゴをかぞえる切ないかぞえ唄。壁一面の生理用ナプキンが墓石のように浮かび上がる「タマゴのお墓」。梶井基次郎の小説‐檸檬‐をモチーフにした「LEMONbomb」。触感×ダンス、性×ダンス、文学作品×ダンス、の3つアプローチで、感情が剥き出しになる類稀なダンス作品を舞台に積みあげた。

下北沢ガレージ
【解説】「お嬢さんおはいんなさい」、「梟と少女」につづく小品として「ひとり子守唄」を新作として発表。
この日のライブでは、3つの小品を続けて上演することで、切ない恋である「不倫」というテーマ性が浮きあがった。男性の観客から、「誘われているような期待と、そして傷つけてしまったような罪悪感、しかしそんな男をゆるしてしまった女のかわいげを感じた。」といった好評をうけた。
曲はすべて自作したもので、今後も自らの歌と言葉で曲をつくり、作品の特徴としていこうと思うキッカケとなっている。

下北沢ガレージ
【解説】フラッシュバックするたくさんのイメージにより、アンコントロールとなった自分のモガキがコンセプト。
4人のダンサーが繰り返す動きの中には、威嚇や、挑発、依存といったアイコンが含まれている。
出演:奥田麻衣 澤井貴美子 栗原恵里佳 伊藤啓

下北沢 ガレージ
【解説】「お嬢さんおはいんなさい」に続く、小作品第2弾。
少女と梟の愛を描いているが、そのテーマは不倫。
梟を独り占めしたいために、巣を森ごと燃やしてしまいたいと願う、
少女の強い想いが、童話調で語られていく。

森下スタジオ
【解説】トヨタコレオグラフィーアワード2008に応募し、170人中の16組として、
セカンドステージに進出。2006年に発表した「マリアの子」で出場する。
マリアのスカートを再現するために、身長が3m近くなるスティルと(西洋竹馬)
を習得し、不動が装着して出演した。

下北沢 MOSAIC
【解説】CM振付で有名な香瑠鼓さんのライブパフォーマンスで小作品を発表。
「おじょうさん、おはいんなさい・・・」なわとびであそぶ3人の少女が口ずさむ、
ちょっと怖くて、かなしい替え歌。大人になるに従い傷を負っていく、女性の
生き方と愛し方がテーマ。

大田区民ホール アプリコ大ホール
【解説】指揮:クリスティアン・アルミンク
演出:三浦安浩
主催:財団法人 新日本フィルハーモニー交響楽団
ヨハン・シュトラウス2世作曲 オペレッタ「こうもり」
不動は振付とダンサー出演を担当。挿入曲の「リームのワルツ」は、演出家から「標本箱の中の蝶」をイメージとして提案され振付け、エロティックで神秘的なダンスと好評を得る。

すみだトリフォニーホール
【解説】指揮:森口真司
演出:三浦安浩
主催:大田区民オペラ協議会
V.ベッリーニ作曲 オペラ「ノルマ」
実力のあるオペラ団体として名高い大田区民オペラ協議会だからこそ成功を博した、古代ケルトを舞台にしたイタリアオペラの超大作。

中野ウエストエンドスタジオ
【解説】女は、子を産むと母と呼ばれる。子供の耳元でささやかれる母の価値観は、その子の人生を束縛しつづける。大人になっても、未だ母の呪縛を背負い、自分の本当の価値観、自由な生き方を知らない。命は、母のスカートの中から産まれるが、生きるべき場所はスカートの中ではない。はやくスカートの中から這い出ていこう。舞台美術には丈が3メートルの大きな赤いスカート。母からの精神的自立をテーマに、自由な生を求める作品。

シアターブラッツ
【解説】デンマークの 童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン。数多い名作童話の中でも、とりわけ目をひく悲しくも美しい物語「赤い靴」。この話は、アンデルセン本人の体験に基づいた宗教的教訓の強い話である。とよく書かれてるが、不動はこの童話の持つ教訓に反発して、むしろカーレンの生き方に賛美をおくる作品に仕上げた。主人公カーレンが、少女から女性に成長しようとする過程で感じる「女性という性のナルチシズム」と、まだ未熟な「性愛への欲求」とその虚栄心や衝動性を抑圧しようとする宗教的道徳。それに対して、無謀にも自分の自我を貫き通そうとするカーレンに現代を生きる女性は何かを感じるのでは無いだろうか。個性的な振付の他に、舞台美術はこだわって具象的に仕上げ、衣裳、メイク共に世界観を広げる斬新なものとなった。

新国立劇場 中ホール
【解説】指揮:杉山直樹
演出:菅尾友
フンパーディンク作曲 オペラ「ヘンゼルとグレーテル」
新進気鋭の演出家 菅尾友が集めた写真家、美術家と共に不動は振付として参加。現代的演出とメルヘンのほどよい融合と称される。お菓子に扮したダンサーが踊るお菓子の家のシーンや、魔女のダンスが好評を博す。不動の得意とする童話をイメージとしたファンタスティックな振付が満載。

セシオン杉並大ホール
【解説】指揮:井田勝大
演出:菅尾友
主催:東京オペラシアター
モーツアルト作曲 オペラ「イドメネオ」

東京都 恵比寿 ギャラリーsite
【解説】いくつものシーンが溢れ出る玉手箱のような作品。L字に舞台をくみ、観客が写真を自由に撮ることのできる、ファッションショー形式のアートパフォーマンスに仕上げた。キャストは30名以上にのぼり、小学生の男の子から主婦、ファッションモデル、画家、ダンサー、お笑い芸人、漫画家、歌手、デザイナーなどたくさんの人種が出演。口にタコの足や、生麺などをくわえたまま踊るダンスシーン「口からダラーン」や、いかに肉マンを官能的に食べるかを追求した「にくマン」、卵料理をテーマにしたファッションショーや、シュールコント、観客に手紙を届けながら歌うシャンソンショーなど、数々のちょっと変な行為の集大成。映画監督の下道あずさと一緒に立ち上げた「ア−ティストオフィスAUN」の活動として、音と言葉の作家、下村真有美とのコラボレ−ション作品。

東京都 渋谷 ギャラリールデコ
【解説】インディーズロックバンドshoji-anとのコラボレーションライブを演出。渋谷のギャラリールデコの一室で静かなライブをおこなった。白い壁に木目の床。とても密室感のある空間。部屋のまん中に大きなスクリーンを設置し、スクリーンを挟んで2台のビデオプロジェクター。スクリーンを挟んで客席とステージ。客席側からはスクリーンを挟むため、ステージで演奏するプレイヤーの姿をみることができない。コンセプトはここにある。スクリーンに写し出されるのは、プレイヤーのライブ映像。今映している映像をそのままスクリーンにながし、またもう1台のプロジェクターからは、曲のイメージ映像がながれ、スクリーンで重なりあう。そこにプレイヤーの影がうつりこみ、スクリーンの向こう側に実際にいる気配をかもしだす。その影がうごくたび、2つの映像の写る比率がかわり、とても複雑で変化のある映像となる。サブテーマは窓。スクリーンも2重になっており、客席側からみて手前のスクリーンは窓枠のように、四角くくり抜かれている。もう1枚のスクリーンとの間には数十cmの隙間がある。実際のプレイヤーを肉眼でみることはできないが、そこにいる気配。フィルター越しにみるという感覚。人は、相手のことをいつもイメージとだぶらせ、フィルター越しにみているのではないかという問いかけ。

東京都 原宿 ギャラリーClock work
【解説】自主制作ビデオの公開撮影と、即興のパフォーマンスを同時に発表した。会場は、以前アパ−トだった造りをそのまま残しているギャラリーだったので、隣どおしの2部屋を借り、その2部屋の向かいにある中庭を客席として、即興パフォーマンスを発表した。観客は庭から2部屋を覗くような気分で鑑賞する。1つの部屋を「早送りの部屋」、もう1つの部屋を「巻き戻しの部屋」と意味付け、ビデオのストーリーとシンクロする即興を8名で行った。そして部屋をさえぎる壁を、ぐるりとおもちゃの汽車のが走る。

NY、東京、千葉、沖縄のギャラリー、ホール、野外
【解説】映像作家のヒグマ春夫とのコラボレーション。不動はダンス、音楽を担当。
1999.[6月]フィールドワーク開始 [7月]パレットくもじ 沖縄公演 [8月]ギャラリー無寸草 インスタレーションとパフォーマンス東京公演 [11月]キッドアイラックホール 東京公演
2000.[3月]Gallery 128 ニューヨーク公演 [9月]荻窪WENZ studio 東京公演
2004.[2月]ヒグマ春夫の映像試論 川崎市岡本太郎美術館